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この前の日曜、岩手のIBCラジオで椿屋の特番があった。
MDに録音しながら聴いて、今日もまた聴きました。
その番組内容と感想を少し。
かなり(マジで)長いので、読みたい人だけ続きをどうぞ。
11時になり、録音ボタンをぽちっと。
「椿屋四重奏 TOKYO CITY RHAPSODY ウェイブライナーノーツ…」
語尾にエコーがかかって、椿屋テープと同じようなオープニングだなーと思ってたら、番組開始。
IBCの井上さん)惚れこんでいるバンド、椿屋四重奏が来てくれています。
どこからか笑い声。多分中田君。
井上)惚れこんでるってのプレッシャーになってる?
中田)ははは、こなきじじいのように(笑)いやいや、丁度いい負荷になってます。
井上)ドキドキ感、恋かな?俺が恋したアーティストはそれなりに売れてるんだよね。
中田)ごめんなさい、微妙なところで。
井上)いや、まだデビューしたばっかでしょ(笑)椿屋四重奏を簡単に説明して下さい。
中田)熊本から親の転勤で仙台に行って、それから東京でインディーズデビューして、数々のヒットを出し、去年5月にメジャーデビューしました。
井上)自分で言ってるもんね、ヒットって。でも、インディーズでは売れてるよね。今回のアルバムに入ってる、トーキョーイミテーションっていう曲あるよね。
中田)アルバムを作るきっかけの曲です。身の回りを書いてみようと思ったんです。
井上)東京のどこに住んでるの?
中田)下町に住んでます。駅に近くて、田舎と高層のギャップがいいんです。
井上)ほほー。で、このメジャーデビュー曲LOVERなんだけど、俺、椿屋を本気で
襲おうかとおもったもん。
中田)笑。
−ここで曲紹介。LOVER
井上)インディーズではしっかり活動してるよね、インディーズとは思えない。昔と今では違う。
中田)インディーズでも食っていけたんです。
井上)でも、メジャーデビューした理由ってのは?
中田)地元が熊本・田舎なんですけど、そこのレコード屋で置いてあるのはメジャーしかないんです。聴いて欲しい曲なのに置いてない。
井上)東京で売れればいいのとは違うよね。自分達のやりたい事をやってればいいってのは応援したくない。店に貼ってあるポスター、安全地帯のような、この人のアルバムを買いたいって思えるような。
中田)そっちに行きたかった。音楽を聴いて欲しい。
井上)メジャーになって何か変わったことは?
中田)特にないけど、スタッフの数が増えましたね。あとお客さんの数も増えた。
井上)東京は減った?
中田)笑
井上)このLOVE2HATEの2って、どうして数字なの?
中田)TOっていう意味もあるし、日本語で愛に果てっていう意味も。
井上)ほぉー。(私も感心。そういう意味もあったのか)
−LOVE2HATE
井上)薔薇とダイヤモンドっていうアルバムについて
中田)アルバムはロックはこういうもの、華やかで有言実行で、もうグラマラス。憧れてアルバム作って、憧れの人に会って。
井上)それは誰?
中田)アスカさん、吉井さんです。追っかけてた人が壊れてしまって、この人に憧れてロック、曲を書かせてきたのに、ギャップを感じてきたんです。自分の中から表現するとどうなるんだろう。自分=東京を表現するのが自然だったんです。生きてる場所。リアルに向き合ってもいいんじゃないかって。
井上)薔薇とダイヤモンドと新作を聞いて思ったのが、一人称が弱いよね。
中田)意外と薄いんです。
井上)で、お前誰やねん。見せたくないからだろ?って。
中田)今作は東京でしか出来ない曲。
−ここから椿屋の歴史に
井上)椿屋四重奏っていうのに、3年前まで3人だったんだよね。
中田)4人でスタートさせたかったんですがね。
井上)いいギターがいなかったって自分で言ってるもんね。でも、こんなにうまく弾ける人いないもの。
中田)笑。毎日練習したら、俺相当うまいっすよ。
井上)そんな中田君がギターとしていれたヤスタカ君はどういう人?
中田)ギタリストより、キャラクター。
井上)だって、俺よりも下手って言ってたもんね。
中田)笑。
井上)じゃあ、なんで入れたの?
中田)バンドに特攻精神が足りないっていうか、ショーとして楽しんでもらいたいんです。
井上)メンバーの中で唯一、メジャー経験者なんだよね。メジャーなのにあんな下手なんだって愕然としたって言ってたね。
中田)じゃあ俺なんで行けねぇんだって。
井上)メジャーとインディーズの区別はそこじゃないよね。
中田)ヤスタカ自身が変わったと思うんです。自分にこんな一面があったって。ギタリストにはまだまだですけど(笑)キャラクターが出てきた。
井上)ベースのたかしげ君は?
中田)彼は熊本の中学の同級生で、マジメで。俺は音楽一本。高校卒業してから沖縄の大学に行ってたのに呼びました(笑)長年一緒にやってきてるし、好きでいてくれる。ツアーで熊本行ったとき、親に謝りに行きましたもん。いいプレイヤーです。かっこいいし、イケメンだし。メチャクチャうまい。
井上)彼のいいとこは?
中田)いい意味でも悪い意味でも、フラットです。起伏がない。他のメンバーを抑えてくれる。
井上)ドラムの小寺君は、彼はドラムがいい。よくなってる。最近いいよね。
中田)努力してるんです。でも、でしゃばり(笑)
井上)ドラムはオイシイとこ持ってくんだよね。
中田)大分、俺にセーブされてる(笑)
中田)とは思ってないです。それよりも具現化してしてもらう。特にライブはそうですね。理解者というか。
井上)じゃあ代表?会社の(笑)裕二は天才ですって言ってるもんね。ファンなんだね、幸せな事だよ。たまにはねぎらってやらないと。
中田)お前らのお陰だよ(言わされてる感アリアリ)
−ここでマイレボリューション(変な曲と曲紹介)
井上)ライブは信条でしょ。ライブ、CDだけのアーティストが増えてる。そういうのはロックじゃないよ。CDが出来て、ライブができる。
中田)ライブは大きいです。ないとダメ。唯一、ダイレクトに音を伝える。来てくれる人の気持ちが分かるんです。嬉しい、いい顔してる。キラキラした目になってると、やってよかったって思います。
井上)聴きに来てくれる人って、何か抱えてきてるよね。辛さというか。YO!!みたいなの来ないもんね。今の自分のままじゃいけない、君らがそう。椿屋は売れてきても回ってきて欲しい。特に盛岡は。
中田)笑。
井上)ツアー名も気になるけど、なぜ銀色?
中田)今までテーマカラーが赤だったんです。銀色って光ってるし、元の色が分からないんですよね。東京にピッタリなんです。
井上)皆さんに来て頂きたい。仙台には負けて欲しくないなー。
−ランブル
井上)熊本から仙台、東京とある意味旅してきているんだけど、東北にはどういう気持ちがある?
中田)東北には余計なモノがない。モノがありすぎると選べないんですよ。
井上)音楽もそうなんだよね。ありすぎて好きなのを選ぶのが難しい。椿屋は40代、50代にも聴けるしね。
中田)2世代で来てくれる親子もいるんですよ。
井上)20代で玉置さんの話がこんなに出来るの初めてだもの。
中田)笑
井上)ここまで来るの、順風満帆じゃなかったでしょ?
中田)そうではなかったですね。理想が高い分、不時着したって感じで。でも結果が出せてよかったですよ。スタッフに感謝してる、そんな感じかな。
−不時着
井上)これから椿屋四重奏はどこに向かうんでしょうね?
中田)どこでしょう?明確なモノはないです。自分がやることをやっていくしかないです。
井上)いいアドバイスできないけど、インディーズの曲も知ってもらいたい。3月にベストが発売だね。17曲入ってる。何入れるか迷うアーティストは珍しいよ。君らはスゴイ。キリないよ。2枚揃えてくれたらいいのに。こんなバンド他にいないよ。いいバンドが少ないもの。聴きたいロックは少ない。椿屋って岩手で人気あるよねって言ってもらいたい。アルバム聴いて、5月に会って頂きたい。楽しかったです、ありがとうございました。
中田)ありがとうございました。
てな感じに60分間の特集が終わりました。
60分、早く感じました。
IBCの井上さんって、音楽に詳しい人なんだね。しかも褒めて褒め上げる。
普通のインタビューよりも、聞き手が音楽に詳しくて褒めてるから、いつものラジオ出演とは違う感じがした。
褒められて中田君、嬉しそうに笑ってた。
今までCDしか聴いてなくて、椿屋四重奏ってどんな人達がいるのか、よく分からなかった分、とても椿屋に近づけた気がした。
岩手、東北からも応援してます。
アルバム聴いて、ライブに行きたい!
けど…、行けるかどうか分からんのです。
んー、これを聴いて行かないのはもったいない。