tomato11032の日記

たまに書く日記です


この前の日曜、岩手のIBCラジオで椿屋の特番があった。

MDに録音しながら聴いて、今日もまた聴きました。

その番組内容と感想を少し。

かなり(マジで)長いので、読みたい人だけ続きをどうぞ。


11時になり、録音ボタンをぽちっと。

椿屋四重奏 TOKYO CITY RHAPSODY ウェイブライナーノーツ…」

語尾にエコーがかかって、椿屋テープと同じようなオープニングだなーと思ってたら、番組開始。

IBCの井上さん)惚れこんでいるバンド、椿屋四重奏が来てくれています。

どこからか笑い声。多分中田君。

中田君)どーも、椿屋四重奏中田裕二です。

井上)惚れこんでるってのプレッシャーになってる?

中田)ははは、こなきじじいのように(笑)いやいや、丁度いい負荷になってます。

井上)ドキドキ感、恋かな?俺が恋したアーティストはそれなりに売れてるんだよね。

中田)ごめんなさい、微妙なところで。

井上)いや、まだデビューしたばっかでしょ(笑)椿屋四重奏を簡単に説明して下さい。

中田)熊本から親の転勤で仙台に行って、それから東京でインディーズデビューして、数々のヒットを出し、去年5月にメジャーデビューしました。

井上)自分で言ってるもんね、ヒットって。でも、インディーズでは売れてるよね。今回のアルバムに入ってる、トーキョーイミテーションっていう曲あるよね。

中田)アルバムを作るきっかけの曲です。身の回りを書いてみようと思ったんです。

井上)東京のどこに住んでるの?

中田)下町に住んでます。駅に近くて、田舎と高層のギャップがいいんです。

井上)ほほー。で、このメジャーデビュー曲LOVERなんだけど、俺、椿屋を本気で
襲おうかとおもったもん。

中田)笑。

−ここで曲紹介。LOVER

井上)インディーズではしっかり活動してるよね、インディーズとは思えない。昔と今では違う。

中田)インディーズでも食っていけたんです。

井上)でも、メジャーデビューした理由ってのは?

中田)地元が熊本・田舎なんですけど、そこのレコード屋で置いてあるのはメジャーしかないんです。聴いて欲しい曲なのに置いてない。

井上)東京で売れればいいのとは違うよね。自分達のやりたい事をやってればいいってのは応援したくない。店に貼ってあるポスター、安全地帯のような、この人のアルバムを買いたいって思えるような。

中田)そっちに行きたかった。音楽を聴いて欲しい。

井上)メジャーになって何か変わったことは?

中田)特にないけど、スタッフの数が増えましたね。あとお客さんの数も増えた。

井上)東京は減った?

中田)笑

井上)このLOVE2HATEの2って、どうして数字なの?

中田)TOっていう意味もあるし、日本語で愛に果てっていう意味も。

井上)ほぉー。(私も感心。そういう意味もあったのか)

−LOVE2HATE

井上)薔薇とダイヤモンドっていうアルバムについて

中田)アルバムはロックはこういうもの、華やかで有言実行で、もうグラマラス。憧れてアルバム作って、憧れの人に会って。

井上)それは誰?

中田)アスカさん、吉井さんです。追っかけてた人が壊れてしまって、この人に憧れてロック、曲を書かせてきたのに、ギャップを感じてきたんです。自分の中から表現するとどうなるんだろう。自分=東京を表現するのが自然だったんです。生きてる場所。リアルに向き合ってもいいんじゃないかって。

井上)薔薇とダイヤモンドと新作を聞いて思ったのが、一人称が弱いよね。

中田)意外と薄いんです。

井上)で、お前誰やねん。見せたくないからだろ?って。

中田)今作は東京でしか出来ない曲。

−ここから椿屋の歴史に

井上)椿屋四重奏っていうのに、3年前まで3人だったんだよね。

中田)4人でスタートさせたかったんですがね。

井上)いいギターがいなかったって自分で言ってるもんね。でも、こんなにうまく弾ける人いないもの。

中田)笑。毎日練習したら、俺相当うまいっすよ。

井上)そんな中田君がギターとしていれたヤスタカ君はどういう人?

中田)ギタリストより、キャラクター。

井上)だって、俺よりも下手って言ってたもんね。

中田)笑。

井上)じゃあ、なんで入れたの?

中田)バンドに特攻精神が足りないっていうか、ショーとして楽しんでもらいたいんです。

井上)メンバーの中で唯一、メジャー経験者なんだよね。メジャーなのにあんな下手なんだって愕然としたって言ってたね。

中田)じゃあ俺なんで行けねぇんだって。

井上)メジャーとインディーズの区別はそこじゃないよね。

中田)ヤスタカ自身が変わったと思うんです。自分にこんな一面があったって。ギタリストにはまだまだですけど(笑)キャラクターが出てきた。

井上)ベースのたかしげ君は?

中田)彼は熊本の中学の同級生で、マジメで。俺は音楽一本。高校卒業してから沖縄の大学に行ってたのに呼びました(笑)長年一緒にやってきてるし、好きでいてくれる。ツアーで熊本行ったとき、親に謝りに行きましたもん。いいプレイヤーです。かっこいいし、イケメンだし。メチャクチャうまい。

井上)彼のいいとこは?

中田)いい意味でも悪い意味でも、フラットです。起伏がない。他のメンバーを抑えてくれる。

井上)ドラムの小寺君は、彼はドラムがいい。よくなってる。最近いいよね。

中田)努力してるんです。でも、でしゃばり(笑)

井上)ドラムはオイシイとこ持ってくんだよね。

中田)大分、俺にセーブされてる(笑)

井上)椿屋四重奏っていうのは中田裕二のソロプロジェクト?

中田)とは思ってないです。それよりも具現化してしてもらう。特にライブはそうですね。理解者というか。

井上)じゃあ代表?会社の(笑)裕二は天才ですって言ってるもんね。ファンなんだね、幸せな事だよ。たまにはねぎらってやらないと。

中田)お前らのお陰だよ(言わされてる感アリアリ)

−ここでマイレボリューション(変な曲と曲紹介)

井上)ライブは信条でしょ。ライブ、CDだけのアーティストが増えてる。そういうのはロックじゃないよ。CDが出来て、ライブができる。

中田)ライブは大きいです。ないとダメ。唯一、ダイレクトに音を伝える。来てくれる人の気持ちが分かるんです。嬉しい、いい顔してる。キラキラした目になってると、やってよかったって思います。

井上)聴きに来てくれる人って、何か抱えてきてるよね。辛さというか。YO!!みたいなの来ないもんね。今の自分のままじゃいけない、君らがそう。椿屋は売れてきても回ってきて欲しい。特に盛岡は。

中田)笑。

井上)ツアー名も気になるけど、なぜ銀色?

中田)今までテーマカラーが赤だったんです。銀色って光ってるし、元の色が分からないんですよね。東京にピッタリなんです。

井上)皆さんに来て頂きたい。仙台には負けて欲しくないなー。

−ランブル

井上)熊本から仙台、東京とある意味旅してきているんだけど、東北にはどういう気持ちがある?

中田)東北には余計なモノがない。モノがありすぎると選べないんですよ。

井上)音楽もそうなんだよね。ありすぎて好きなのを選ぶのが難しい。椿屋は40代、50代にも聴けるしね。

中田)2世代で来てくれる親子もいるんですよ。

井上)20代で玉置さんの話がこんなに出来るの初めてだもの。

中田)笑

井上)ここまで来るの、順風満帆じゃなかったでしょ?

中田)そうではなかったですね。理想が高い分、不時着したって感じで。でも結果が出せてよかったですよ。スタッフに感謝してる、そんな感じかな。

−不時着

井上)これから椿屋四重奏はどこに向かうんでしょうね?

中田)どこでしょう?明確なモノはないです。自分がやることをやっていくしかないです。

井上)いいアドバイスできないけど、インディーズの曲も知ってもらいたい。3月にベストが発売だね。17曲入ってる。何入れるか迷うアーティストは珍しいよ。君らはスゴイ。キリないよ。2枚揃えてくれたらいいのに。こんなバンド他にいないよ。いいバンドが少ないもの。聴きたいロックは少ない。椿屋って岩手で人気あるよねって言ってもらいたい。アルバム聴いて、5月に会って頂きたい。楽しかったです、ありがとうございました。

中田)ありがとうございました。


てな感じに60分間の特集が終わりました。

60分、早く感じました。

IBCの井上さんって、音楽に詳しい人なんだね。しかも褒めて褒め上げる。

普通のインタビューよりも、聞き手が音楽に詳しくて褒めてるから、いつものラジオ出演とは違う感じがした。

褒められて中田君、嬉しそうに笑ってた。

今までCDしか聴いてなくて、椿屋四重奏ってどんな人達がいるのか、よく分からなかった分、とても椿屋に近づけた気がした。

岩手、東北からも応援してます。

アルバム聴いて、ライブに行きたい!

けど…、行けるかどうか分からんのです。

んー、これを聴いて行かないのはもったいない。