tomato11032の日記

たまに書く日記です

2022年5月4日、三沢

今月の始め、5月4日は三沢へ行った。

遅くなったけれども、その日のことを。

 

 

会場は三沢の寺山修司記念館。

展示場の一部をステージとして使用していた。

一段高い場所にイスが一脚あり、入口近くにピアノ、その対にはスティールパン

その前には丸太イス、小さな丸イスが並んでいた。

その丸イスに座り、上演を待った。

 

 

エミさんが明日のジョーを歌い、三上さんが登場。

久しぶりの三上さんだ。

やはりカッコいい。目の前に見えているのが久しぶりで嬉しかった。

声が相変わらず素敵でした。

 

八百屋お七のときの迫力はとてもすごかった。

吉三とお七いたもんね。

最後には火事を見て泣いて笑っていた。

その迫力や狂いっぷりが最高。

これが生で見るということか。

舞台の魅力ってこれなのかなあと思ったりした。

あまり見ないけれど、直に見ると迫力が違う。

八百屋お七寺山修司さんバージョン。

安保理条約と絡めており、参加学生と女学生の恋模様を描いていた。

火事になればまた結ばれる。

そう信じるお七が切ない。

赤い帯を土に埋めて夜逃げしてきた過去を持ち、夢見る花嫁衣装は赤い打掛。

赤い炎を見て帰ってこなかった吉さんを憧れて恋して泣いていた。

切ない。

けどなんだか怖い。狂気をはらんでいるのが面白かった。

 

 

そのあとのトンチさんによる戦争を知らない。

お七とは関係ないけれども、心が洗われていくような透明感。

 

何度か聞いたことのある曲も歌っていた。

詩や曲に合わせて後ろにある照明の色が変わる。

雰囲気合っててよかったな。

 

 

以下、三上さん中心メモ。

 

 

 

「お久しぶりです。」と言いながら笑う三上さん。

「来年もまた来れたらいいんですけど。寺山さんは生きていたら86歳…?(笑)

僕の方がジジイになってる(笑)」

 

 

健さん愛してるを歌ったあとに、思い出す映画、好きな映画として挙げていたもの。

多分これだと思う。

 

ティーブンフリアーズ監督、プリックアップ

プリック・アップ : 作品情報 - 映画.com

 

ジャックベネックス監督、ベティブルー

ベティ・ブルー 愛と激情の日々 : 作品情報 - 映画.com

 

「どれも恋人を撲殺する映画なんすけど(笑)」

 

 

 

 

お七をやったあとにトンチさんの戦争を知らないが終わると

「僕が立ち直れないんで歌ってもらいました」

泣いていたときは椅子から崩れ落ちて床に膝をついていた。

 

 

「途中で狂っちゃう」

「配信では分からないと思う、ここで空気を感じて、響くものが伝わると思う。ちょっと遠いけど来てくれたら嬉しい」

「亡くなっていく人がいて、僕の親友、青山真治が…悔しいやら」声を詰まらせていた。

 

 

ブルトンヌのパリの夜に捧ぐ、または夜の観察者を歌ったあとに

エミさんが

「三上くんかっこいい」

会場から拍手が起こった。

エミさんもかっこいいですよと思いながら拍手した。

 

 

 

「覚えてます、まだ二十歳で慌てて麻布十番の稽古場に駆け付けました、5月4日」

 

 

 

「2年空いたから倍?(笑)いやいや、来年に取っておこう」

そして各々の物販案内へ。

エミさんもトンチさんもCDを置いていた。

 

 

谷川さんが存命かそうじゃないかという話になり、三上さんの勘違いがあった。

あははと笑う三上さんにつられて笑ってしまった。

笑っちゃいけないんだけどね。谷川さんすみません。

 

 

「今日はどうもありがとうございました。また来年」

 

拍手をしつつ3人が退場。

 

1時間くらいだったけど、内容が濃くて長く感じたし、短くも感じた。

また来年もあればいいな。

 

 

 

最後にこの動画を。

健さん愛してる。


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