tomato11032の日記

たまに書く日記です

映画を見た。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]

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ビフォア・サンセット [DVD]

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何年かに1回作られて、その間隔と同じように登場人物が年を取っていく。

問題も話題も年齢に応じて変化していく。

けれど、根本は変わらない。


面白かった。



三作品あって、話題が変わっていく。

1.出会い、恋愛
2.再会、恋愛、結婚
3.夫婦、子供

けど、根本的なお互いに好きだってことは変わらない。

二人が出会って惹かれ合い、ケンカして愛を確かめる。

そんなお話。



この映画は続きが気になる終わり方をして、次の話で何年か開いたブランクを話で埋めていく。

けど、それは会話の一部分。

多くは違う、もっと小難しい話。

社会、仕事、女性と話しが広く、話と言うか議論になってる。

聞き洩らさないようにじっくり聞かないと…と思って聞いてるとちんぷんかんぷんになる。

なので議論したい二人が議論相手を見つけたのだ…と思って見た。



1作目で、ずっといると悪い点が見えてきて愛は続かないって言っていた。

それが3作目でその通りになっていた。

パートナーになって時間が増えると、理想や幻想を語るだけじゃなく現実を見ないとね。

すれ違うんだね。

そして別れるって言い出す。

1作目からずっと、ジェシーセリーヌを好きでいて、ヨリを戻す話し合いもジェシーからしていた。

小説書くだけあって、なんだか小説に入った気分で良かった。

客観的に自分を見て、冷静になれたかな。



1作目のウィーンでの試聴シーンが好き。

二人の視線がとても初々しくてね。

合わせたいけど、合わせるとどうなるか分からなくなりそうで、でも見つめ合いたい。

こういうのいいね。




やたら性の話題がオープンで驚いた。

本の内容でやったとかやってないとか、食事会で笑い合うネタにしたり…。

この作品だけなのか、文化の違いなのか。

聞いてて恥ずかしくなってくるんだよなあ。

すごいね。

それよりも自分に耐性がないだけか。




2作目で出てきた、セリーヌの部屋がとても素敵だった。

大胆な赤い壁と暖炉、たくさんの写真、CD。

物が多くて雑然としてるけど、散らかっていない感じ。

センスよく飾ってある。

本を積み重ねても、絵になっていた。

部屋に行くまでの庭も素敵だった。

自分の部屋を散らかすとそうもいかない。

なぜだ。



3作目の食事会に出ていたぶどうがおいしそうだった。

青いぶどうっておいしそう。

そして夕焼けを二人で見るシーンが好き。

まだ、まだ、あっ沈んだ…、と眺める時間っていいよね。

時間に余裕があるから出来るんだよね。

それも二人でじっと見るってのも至福の時間だよ。



登場人物が少ないから、顔を覚えられない私にとって助かる映画。

さらに名前がカタカナだと誰が誰だかすぐ忘れる。

場所もあまり変わらないし、映画の時間経過も短くて混乱しなくて良い。



次もあるかな。

子供の手が離れ、二人の時間が増えたら次はどこに行くんだろう。

どんな話題になるんだろう。