今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」
ばあちゃん、じいちゃんの思い出を。
ありがとうと言いたい人。
母方の祖母に言いたい。
ありがとう、と言いたくても言えない。
11年前に亡くなった祖母は、夏休みや冬休みに遊びに行くと色々と世話をしてくれた。
祖母は笑顔がかわいく、いつもニコニコしていた。
人見知りの私の緊張をほぐしてくれた。
「よく来たなぁ。長袖じゃ暑いべ〜」
と捲くってくれた。
私は
「うん」
と言って捲くってくれた祖母を見ていた。
人の袖を上手くクルクルしていた。
家の掃除や炊事、祖父の介護とこなしていた。
遊びに行くと毎朝早く廊下をほうきで掃いていた。
いつ起きたのか分からない。
すごいと思った。
いつも優しい祖母で、母の実家に行くのが楽しみだった。
小学生の頃は休みの度に行っていたけど、高校に入ると行かなくなった。
歳の近い、いとこに会うのが照れくさかった。
そんな中、病気になって入院したと聞いた。
お見舞いに行きたいな、と思っていたら亡くなってしまった。
突然で驚いた。
元気だった、歩く頃の祖母にはもう会えないのかと悲しかった。
お見舞いに行かなかった自分が情けなかった。
それから7年くらい経ったとき。
ある用事でお寺に行ったとき、お坊さんに言われた。
坊さん「おばあさん、亡くなってますね」
私「…(なんで分かるんだ?初めて会ったのに)…はい」
坊さん「あなたのこと、心配なさっていますよ」
私「えっ?!」
言われてビックリした。
そういう事言われるなんて初めてだった。
透視とか霊視とか、まったく信じない私だったけど、大好きな祖母にそう気にかけてくれている、と少し嬉しくなった。
そう言われてすぐ、車でお墓参りに行った。
「心配しなくても大丈夫だよ」
でも、”あの家に行けば会える存在”だった祖母はいない。
”いる”という安らぎは少し欲しかった。
でも頑張らないとな…。
30歳目前になって嫁に行き、今週に式を挙げることになった。
ちょっとずつ緊張してきた…(^-^;)
世話焼いてくれて、ありがとね。
子供の頃は分からず「ごちそうさまでした」って言ってたけど、今は心からそう思いながら言えるようになったよ。
心配してくれて、ありがとう。
大丈夫だよ。…多分。
親への手紙、緊張で声が震えないように見てて下さい(笑)
きっと震える((((^-^))))
まぁ、最後に笑えたら、それでいいや。