tomato11032の日記

たまに書く日記です


昨日、NHKのクローズアップ現代を見た。

“言語力”が危ない〜衰える 話す書く力〜


今の若い世代に広がる、会話能力の低さを危惧する内容だった。
タイトルを見た瞬間、まさに自分の事だと思った。


とある模擬面接の一コマ。

面接官役「出身はどこですか?」
生徒「盛岡市です」
面接「では、盛岡市を説明して下さい」
生徒「……」


生徒にあとで訳を聞いてみると
「予想外の質問で、答えが見つからなかった」
との事。


いやぁ、自分、まさにコレ。コレで職場で失敗を犯す!!


答えが見つからなくて頭の中が真っ白になる。何も言えねぇ。
これではマズイと答えを言おうとすると、噛む。これでつまづいて、テンパって、噛む。負のスパイラルへ突入です。



会社の人に言われましたよ。
「どうして答えられないの?」


しかもキレ気味に。怖いったら、ありゃしない。


その場ではすみません、以後気をつけます。とは言ったものの、心の中では「予想外で何も出てこなかったんだよ、あなたなら完璧にこなせるんでしょうが、私はまだ半人前にも至らないんだよ!」と逆ギレ。
はい、職場凍る〜!(夙川アトム風に)
いづらい職場ですよ、ほんと。

まぁ問題を起こしたのは自分なんで、仕方ないんですがね。


でも、これを打開する道がある。

予想外の質問には「そうですね、私には予想外の質問でして、すぐ思いつかないのですが…」というマクラを使えば便利。
ゲストの人がそう言ってた。

まさにそう!

自分も最近、ようやく最近になって知ったことなのだ。

「予想外で頭にありませんでしたので、時間を下さい」
そうサッと一言、言えるだけで相手への猶予ができ、自分にも考える時間がもらえる。

そういう技術が今までなかった。
言えるのは、そういった経験がなかったから。

って、事は、冒頭の生徒にも、こういった予想外への対処をした事がないって事じゃないかな。
同級生にだったら、ふざけて「なんだよ、それ?」って聞けるけど、相手が年上で位も上なら、普段触れる機会もない。なのでそう言う術を知らない。

私もそう。




今まで人と関わらないように交わして生きてきたので、そういう会話があることを知らない。

同時に、そうやって生きてこれた。

交わして交わして、26になった。なんとかなるものなのだ。


これではいけない、と思い立ち、最近は人間関係が面倒だと思いながらも自分なりに関わってきた。
でも、これは最近になって、ようやく知ったこと。

人が嫌いで、ここまで生きてきて、今になって人と関わる事が重要だと気付いた。
今更かよって思う。でも、こうやって気付けた事は重要なんだとも思う。

会話の上手な人を見て、その会話を聞いて、自分に使えそうそうな部分は盗む。そうじゃないと、また職場の人に半ギレされる。「どうしてできないの?」怖いんだ、これが。

自分なら、仕方ないね、次は勉強してまたミスしないようにね、としか言えない小心者。怒れないんだなぁ。



いやぁ、人見知りってこんなにも社会に出て負になるとは思わなかった。

明るくしようと思っても、どうしてか出来ないんだ。
度胸がないんです。
すいません、そこは分かって下さい。

分からなくてもいいから、そういう人がいるってことを知って下さい…。